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2014年7月22日-人生とクロスする映画、小説

多くの小説を読み、たくさんの映画を観てきて人生の折り返し地点に立とうとしている。
若いころは、無条件に権威を仰ぎ見て、活字になったものを崇拝するようなところがあった。
本の中に世界が収まっている、本を読まなければ世界も人生もわからない、とひたすらに文字を追った時期もあった。
しかし、現実は、本の知識だけでは対応できないことが多々あった。
現実の中に物語がある。書かれていない、あまたの物語が生きているのが現実だということが徐々にわかってきた。
しかし、だから小説や物語は不要だということにはならない。(当たり前のことを、大げさに言っているみたいで恐縮だが、再度、なぜ人は、現実とかけ離れた小説を読むのか、映画を見るのか、ふと考えたのだ)

人は、他の誰も知らない、それぞれの一つだけの物語を生きているようなものだ。
幾たびも、難しい課題が降りかかり、そのたびにいくつもの選択肢が見える。岐路は常にある。
どの道がいいか、ということは誰も教えてくれない。だから、
自分が持っているささやかな知識と経験から、進むべき道を選ぶしかない。
その道が、果たして最良だったのか、その先に何が待っているのか、わからない。
多くの人が、孤独や不安を感じているが、それを表に出すことは少ない。
その傍らで、コンパクトに収められた物語、小説や映画が「こんな人生もありましたよ」と付き合ってくれる。
知らない別の人生を、つかの間、生きてみることのなかに、人は、他者の歴史を自分の中に取り込み、実人生を生きるヒントを得ることができる。
大いに、本を読もう!映画を見よう!
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