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2014年6月9日-裾野のないカタカナ語

 花の名前を覚えるのに苦労している。覚える、というより忘れずにいるということが難しい。今咲いている花なら、とりあえず覚えているが、花の季節を過ぎて、次の年に思いがけずこぼれた種から芽がでていたものを見つけたとき、思い出せなかった。
 メランポジウム。
 最近の花屋には、色とりどりの聞きなれない花が並んでいる。アリッサム、ムスカリ、フェアレディー。それでも、フェアレディーはその名のイメージですぐに覚えられた。また、ピンクの鮮やかなアジサイはマリーアントワネットと名でけられていたので、すぐにインプットされた。アリッサムは一度忘れたが、ずっと咲き続けているので、<いつもそこにアリッサム>という語呂のイメージで忘れなくなった。でも、メランポジウムは?<にぎやかな花なので、花のシンポジウム>のイメージと結びつけるか?では<メラン>は何?ということになる。
 この、カタカナ花の名に比べて、和花の覚えやすいこと。言葉とイメージが直結している。矢車草、金魚草は花の形と名前がつながる。キンセンカは花のまぶしい色のイメージ。
 もっとも、カタカナの花の名といっても、クリスマスローズやクリスマスホーリーという、どちらも日本語の中に溶け込んだ言葉のつながりだと、すぐに覚えることができて忘れることもない。
 要するに、日本語の裾野につながっている言葉かどうかが、覚えやすさの違いになっているのだ、と改めて認識している。
 先日、実家の木の花が<ニオイバンマツリ>だということを知った。これは、一見長くて覚えにくいようだが<ニオイ><バン><マツリ>どれも日本語にある言葉ということ、また、ちょっと変な組み合わせて印象に残るということで、忘れない。
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