Entries

2014年5月7日―TPP

 マドは現在、農業県に住んでいる。
 日本の農業は、TPPで農産物の関税がゼロになると大きな打撃を受ける、農業経営は成り立たなくなると宣伝されている。土地柄、TPP反対のTVコマーシャルもあるし、新聞広告も目につく。
 しかし、本当に日本の農業は今、守られているのだろうか?
 スーパーに売られている物の値段は、たしかに、東京にいた頃と大きくは違わない(運賃がかからない分くらいは、たしかに安いけれど)
 ところが、田舎に行けばいくほど、野菜の値段は下がる。包装して店に運んでくる手間代にもならないのではないかと思われるほどの値段である。いくら外国産が安いと言っても、これ以上安くはならないだろう。
 トマト一箱500円前後、サニーレタス1株30円、一つ一つあげればきりがないのだが、ざっと東京の3分の1から5分の1、という感覚だ。そして、おそらく農家が出している値段がこれに近いとしたら、時間をかけて運ばざるを得ないため鮮度が落ちている輸入作物にも負けないのではないかと思う。
 だから、日本の農業は、TPPに反対するより、優位にある地理的条件を活用できるような輸送・販売ルートを確立することが必要だと思う。
 おそらく、今の農産物は、途中の巨大な組織や企業のルートに乗ると高くなり、「競争力がない」と思われているのだ。農家が販売までの利益を手にできれば、充分に太刀打ちできると思う。
 たしかに、輸送・販売を小さな農家が手掛ける難しさはある。
 しかし、その問題を解決すれば、実は、食糧自給率の問題だって、幾分かは解消できるのではないだろうか。信じられないほどの安価でまとめ売りされている野菜たちを目の当たりにすると、そう思うのだ。

スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://kisousya.blog63.fc2.com/tb.php/502-2a79c174

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

マド

Author:マド
希窓社 代表
希窓社の本

庄野薫

お金をかけずに子どもを勉強させる法

進学校での勉強法‐落ちこぼれる前に読む本‐

藤野光樹詩集
魔法のないファンタジー
6月1日発売。
A5判、104ページ、

(希窓社第1冊目『サイカイ武田泰淳ー作品論と資料で読む』
 好評発売中)

月別アーカイブ

FC2カウンター

検索フォーム