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1円古書

 TVの対談番組で、檀ふみさんが、女優になったきっかけは、叔父の家で映画関係者の目に留まったことからだった、と話されていた。その叔父というのが、東映の高岩某という人だと、聞き手の阿川さんが話されていた。檀さんのお父様と苗字が違う。興味をもってネットで見たところ、檀ふみさんの祖母(檀一雄さんの母)、高岩とみさんが「火宅の母の記」という本を書かれていると分かった。
読んでみたい。優秀な息子を何人も育てた方とは、どのような方だろう?
 そこで、「火宅の母の記」で検索すると、Amazonのマーケットプレイスで、「1円」で何冊も出品されている。昭和53年初版だから、39年前の本、状態は「良」ということであった。
 「1円+送料257円=258円」で注文して数日後に届いたが、保存状態も良く、まず、その点にびっくり。
 次に、読んで、その内容がまた素晴らしかった。高岩とみさんの歴史(考え方や生き方)は、時代こそ違うが、私たちにも大変参考になる。 
そして、ふと気づいた。この本を「1円」で売っても、古書店は利益が出ない。梱包や発送、メール連絡の手間などを思うと、割に合わないだろう。買う方はありがたいけれど。
「1円古書」に、本を売るということの難しさを、改めて突きつけられたような気がした。
と言いながら、次は、2014年に出版された高岩耐さん(とみさんの、9番目のこども)の著書「ある昭和の家族」を100円で注文したのだ。

 

鏡ー真実を見たいのか、夢を見たいのか

 いつも不思議に思うことがあった。街角の鏡に映る自分の姿はとてもひどい。エレベーターや試着室の鏡は、距離が近い分、ぎょっとするほどの迫力があり、それが真実の自分の姿だとすれば、残念でならない。
 けれども、自宅の鏡で自分を映せば、それなりに整って、納得できる容姿だと思える。
 この違いは何か?外出先では、動くことで、整えた身だしなみが崩れたせいでひどい状態になるのか?それにしても、その差は大きすぎる。
 この話を夫君にしたら、「我が家の鏡は<ウツク〇〇〇>というのだよ。何か、美しく見せるyための仕掛けがあるかもしれないね。縦横比とか」と平然と答えた。きつい一言ではあったが、なぜか、すとんと心に落ちた。テレビ画面の人たちが、どんなにUPしても、滑らかな肌に映る。まさに、美しく映る仕掛けがあるのだろう。
 
 ところで、そのような仕掛けの鏡に映る自分の姿は、本当の姿だといえるだろうか?そもそも、私は、鏡に何を求めているのだろうか? こう考えると、「他人が見る、自分自身の姿を、自分で見たい」ということに行きつく。
 それでも、エレベーターの中で見せられる自分の顔を毎朝見たいとは思わない。最良の照明・角度、微妙な縦横比?などで映る納得できる自分の方が気持ちよい。
 このような心理をつきつめると、人は真実を見たいのか、夢を見たいのか というところに行きつく。
 最近のたいていの歌は、「夢」を歌っている。
「みんなで一緒にがんばろう!君は一人じゃない。ありがとう。すべてに感謝・・・・」
実は、大人になると、一人で考え、解決しなければならないことが山とある。
「みんな一緒だよ、みんなそれぞれ頑張ってるよ」とうたっても、実は、それぞれ違うのだ。

2017年9月9日ー本の形を取らない情報

 何のための読書か?と考える。以前は、書物に書いてある新しい世界、知らない世界そのものを知ることが面白かった。この年になると、本を読んでも、「果たして本当なのか?」という疑念が湧いてくる。
 書いた人も、自分とあまり変わらない人間で、時には間違うことだってあるかもしれないと思うのだ。
 特に、誰も証明できない日本史、嘘か本当かのわからないような「史実」-仮に嘘でも、現在に影響を及ぼさないような歴史を学ぶより、年金制度とか、政治制度、あるいは世の中を動かしているIT技術の仕組みについて知っておいた方が、よほど、力になってくれるだろう。ありがたいことに、こういう有益な情報は、かつては本の形をとったていたが、今は、ネット上で、本の形を取らない情報として存在する。
 こう考えると、現代人が本を読まなくなったと嘆く必要はない。必要な情報、有益な情報を、ネットから得ているのだろうから。

読書と寿命

 大変勉強熱心な大学の恩師が、70歳を前に亡くなられた。テニスもされて、運動不足には見えなかったけれど、博学で、たくさんの本(話題作まで)読まれていたので、読書量は物凄いものがあったと思う。
 若いころ、本を読んだ後は「顔色が悪い」と母に心配された。運動をしたのとは違った疲れがあった。これを続けていたら、寿命を縮めるだろう、という自覚がいつのころからか湧いてきた。
 勉強不足の言い訳に聞こえるかもしれないが、やはり、机の前に座り続けるというのは健康的ではないだろう。何事もバランスだ。
黒柳徹子さんが、雑誌で「好きなことをしていれば、病気になりません」と医者に教えられたので、いやなことはやらないようにしていると書いておられた。この考え方をを借りれば、「興味のある本、面白い本」という基準で読書すれば、健康を害することはないかもしれない。「面白くて、ためになる」本が必要ですね。

2017年7月8日‐互換インク

 これまでプリンタインクは、純正のものを使っていた。互換インクの不具合で数万円もするプリンターを台なしにしては元も子もないからだ。

 けれども先日、A3プリンタが必要となり、新しくブラザーの複合機を購入した。そこで、これまで使っていたエプソンのプリンター用に互換インクを購入することとした。アマゾンのネット販売で調べ互換インクの中でも格安の6本組 300円というものを買ってみた。、エプソンの純正インクは、1080円はするから1/20以下の値段である。さすがにカスタマーレビューは読んでいたのと、アマゾンの取扱い商品なので全く使えないとは思わなかったが、やはり不安はあった。

 結果は、問題なく使えた。カスタマーレビュー通り、発色が微妙に劣るが、値段を考えればかなりのお買い得といえる。包装もシンプルで企業努力がうかがえる。

 プリンター本体は安くして、後で高いインクでもうけるというスタイルは通用しなくなっている。

 ならば、純正品インクの方も 1/20とは言わないが、せめて1/3くらいの値段にしたらどうだろう。1本300円だったら、純正の方を買ってもよいと思う。1080円のままなら、もう買わない。正直な気持ちである。

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プロフィール

マド

Author:マド
希窓社 代表
希窓社の本

庄野薫

お金をかけずに子どもを勉強させる法

進学校での勉強法‐落ちこぼれる前に読む本‐

藤野光樹詩集
魔法のないファンタジー
6月1日発売。
A5判、104ページ、

(希窓社第1冊目『サイカイ武田泰淳ー作品論と資料で読む』
 好評発売中)

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